[ましこのひとvol.14]やりたいこと、好きなことを仕事にする

ましこのひと2018年11月01日

[ましこのひとvol.14]  益子町で暮らす人に「ましこの暮らし」について聞く。

木工作家の伊藤圭さんにお話を伺いました。

 『伊藤圭氏』の画像

 

Q.1 どんな活動をしていますか?

木工作家として活動しています。2006年に益子町のギャラリー「益古時計」にて、初めて個展を開催し、現在は主に受注生産で一般住宅や店舗で使用する家具や建具、小物などを制作しています。

普段は真岡市内の住宅設備の製造メーカーに会社員として週5日勤務しています。そのため、木工の仕事は平日の夜と週末の時間を使っています。

 

Q.2 はじめたきっかけはなんですか?

地元の高校を卒業後、働きながら都内の専門学校でインテリアコーディネート、主に商業施設等の商空間デザインを学びました。商空間デザインは主に設計の仕事ですが、手を使ってやる仕事がやりたいという思いもあり、卒業後の進路について悩んでいたところ、益子で陶芸をしている父から窯業指導所で陶芸を学んだらどうかと提案されました。

そして、益子に戻り陶芸の技術を学びながら、ギャラリーを見学するなどの活動をしていました。その時に、器を陳列する木製の什器に出会い、“木”という素材に強く魅かれました。それから、実家の車庫をアトリエに改修して木工作家としての活動を始めました。当時から、会社勤めで生計を立てつつ、自分で作りたい作品を作ってきました。今もその働き方は変わりませんが自然とこのスタイルに落ち着きました。

『アトリエ』の画像

この日のアトリエでは、制作途中のダイニングテーブルと椅子を見学することができた。

受注生産を基本としており、納品された作品を見た方からの口コミによる注文が多いそう。

 

結婚前は、宇都宮市に住みながら日中は市内の会社へ、平日の夜と休日はアトリエのある益子へ通いながら制作していました。結婚後の2014年には自宅とアトリエを益子町内に新築し、より集中して制作活動ができるようになりました。会社の方にも応援していただいて感謝していますし、家では家族との時間もあまり取れていませんが、自分の思うように制作活動ができているのでありがたく思っています。

 

『内装』の画像

『内装』の画像

自宅とアトリエは、地元の工務店に施工を依頼したが仕上げは伊藤さん自身が手がけたそう。

随所に伊藤さんのこだわりが詰まっている。

 

Q.3 どうしてそこまで制作に打ち込めるのですか?

木工を始めるまでは夢中になれるものはあまりありませんでした。始めたころは、仕事というよりは自己表現というか、思い描いたものを形にしていくのが楽しく、出来ることが増えてどんどん面白くなってきたころに、注文や展示のお誘いを頂くようになって…。仕事は別でしている分、割り切れているのかもしれません。

 

Q.4 益子にUターンしてどうですか?

小学3年生の娘と年長の息子がいますが、共働き夫婦のため実家を頼ることができてとても助かっています。

休日は町内で過ごすことも多く、家族で陶器市の散策に出かけたり、長女とサイクリングを楽しんでいます。天気が良い日は出かけたくなりますね。

子どもたちは時間があるとアトリエを覗きに来ます。一緒に端材でテーブルを作ったり、夏休みの宿題を木工でチャレンジしたこともありましたが、自分の方が夢中になっていたりしています。(笑)

 

『伊藤圭氏』の画像

お子さんと一緒に制作しているテーブルの天板。

作りながら思いのほか面白いものになってきたので、この先どうしようか検討中とのこと。

 

 NESTさんの仕事場を訪問するましこの暮らし体験ツアーは2018年11月25日(日)に予定しています。

  

NEST

『『NEST』の画像』の画像

 

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