文化財詳細

板碑

板碑

いたび板碑

町指定(昭和48年2月7日指定)

種類
考古資料
時代
室町時代

正慶2年(1333)に建立した高さ121㎝、幅27㎝、厚さ3㎝の緑泥片岩の板碑である。この板碑は、安善寺創建者と伝えられる平貞能の百年忌供養として建てられたといわれている。碑面には、右側に「其佛本願力聞名欲往生」中央に「正慶貮季癸酉三月九日」左側に「皆悉到彼国自至不退転」と刻まれている。平貞能は平清盛の腹心で平家軍の侍大将として源氏の将兵を散々悩ませた人物であるが、源平の合戦後、宇都宮朝綱の庇護を求めて下野に下ってきた。他の御家人の手前なかなか困難ではあるが、さりとて自分の恩人でもあり頼ってきた敗者を見殺しにするのは武士の情に反するということで、朝綱は大いに迷ったらしいが、源頼朝との縁故にすがって庇護を願い出たところようやく許可がおりた。その後貞能は大平辺りに死ぬまで隠棲していた。

参考:『益子町の文化財』

所在地
大字大平202
所有者
安善寺