[ましこのひとvol.13] おはやしで地域の絆をつなぐ

ましこのひと2018年06月01日

 [ましこのひとvol.13]  益子町で暮らす人に「ましこの暮らし」について聞く。

大沢おはやし会会長の細野和男さんにお話を伺いました。

『大沢おはやし会』の画像

Q.1 どんな活動をしていますか?

益子町の北部にあたる七井地区の大沢でおはやし会の会長をしています。今年で12年目になります。夏場を中心に毎週の練習と、お祭りやイベント出演を中心に活動しています。お祭りは、主に大沢地区内の御霊神社の行事で7月31日の夏越祭、10月17日の例大祭、年末年始の大晦日・初詣です。イベントは、近隣の社会福祉施設や土祭等の町のイベント等に出演しています。会員は、4歳~70歳代までの20名ほどで楽しく練習を行っています。

5年ほど前に、子どもでも簡単に演奏できて賑やかな曲が欲しいと考え、神社にちなんだ「御霊神太鼓」という曲を作曲し楽しく練習しています。

 『前・土祭 大沢おはやし会』の画像

前・土祭での演奏(平成29年10月14日)

Q.2 はじめたきっかけはなんですか?

15年ほど前から地域の子どもが少なくなってきたこともあり、七井地区の自治会が一堂に会する「地区ぐるみ体育祭」に出場することができなくなりました。年に一度の楽しみであったので残念でした。それからは徐々に自治会で大人も子どもも集まって何かすることも少なくなり、地域のつながりが減ってきたことをさみしく感じていた頃、近所の佐藤広志さんたちと「何かやりたい」と話していました。

世代を超えて交流ができて、賑やかで楽しい何かを探していた時に、大沢には伝統のある神社はありますがおはやしがなかったことから「大沢おはやし会」を設立しようということになりました。

平成17年の設立時には、大沢里自治会員を中心に子ども9名を含む25名の会員が集まり賑やかなおはやし会が誕生しました。おはやしの経験がある人は地元にいないため指導者を探したところ、田野地区の原おはやし会から協力を得ることができ、毎週5~6名の方に1年間もの間指導をいただくことができました。

 

Q.3 大切にしていることはなんですか?

設立して数年たつと、会員だった子どもたちの進学などによる生活の変化から、活動を継続できなくなる会員も増えました。一時は会員数が減少し存続が危うい状況となってしまいましたが、ここ3年ほどは実家にUターンした30~40歳代や移住された方が子どもを連れて参加することも増え、賑やかさを取り戻しています。

子どもが楽しく活動を継続できるようにと、練習には休憩時間を必ず設けています。みんなでお茶を飲みながらお菓子をつまみ、賑やかにおしゃべりしています。小さい子には、練習よりもまず太鼓のある雰囲気に慣れてもらいたいと考えています。また、若いお嫁さんも地域に馴染んでもらえればうれしいと思っています。

『大沢おはやし会練習風景』の画像

練習は細野さんのご自宅納屋で行われる。子どもたちの練習は大人が見守っている。

小学生になると、曲の覚えも早く成長が目覚ましいそう。 

 

Q.4 今後の目標を教えてください?

平成17年の設立から2年後の平成19年には、近隣住民の方から屋台を寄贈していただきました。寄贈を受けてから、毎年運行をしていましたが3年ほど前から引手不足で運行ができなくなっています。最近は、年に1度の屋台掃除の際にバーベキューをすることが恒例となっています。ですが、また運行を再開し、子どもたちに屋台の上で演奏する楽しさを味わってもらうことができればと考えています。

 

大沢おはやし会

『『大沢おはやし会』の画像』の画像

 大沢おはやし会

 写真左より 会長細野和男さん、佐藤広志さん、細野道子さん

練習は夏場を中心とした毎週土曜日、18時30分から

19時30分細野さんのご自宅で開催している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取材:平成29年10月