文化財詳細

木造阿弥陀如来坐像

木造阿弥陀如来坐像

もくぞうあみだにょらいざぞう木造阿弥陀如来坐像

県指定(昭和52年年2月15日指定)

種類
彫刻
時代
鎌倉時代

西流する大羽川は小貝川に合流する手前、大沢と呼ばれる肥沃な低地帯を形成している。この大羽川左岸、大沢の地に所在するのが名刹円通寺である。円通寺は応永9年(1402)良栄上人開基の浄土宗名越派の総本山であり、学問寺としても栄えた。すなわち、上人は名越派の教義を講義・布教するために、大沢文庫(図書館)を設置した。このため多くの学僧が円通寺で学ぶことになる。
この仏像は、鎌倉時代に作られた像高50㎝、膝開25㎝、台座15㎝の寄木造、彫眼、金箔の仏像である。二重円相の光背をバックに上品上生の印を結んで台座上に結跏趺坐している。

参考:『益子町の文化財』

所在地
大字大沢1770
所有者
円通寺