文化財詳細

円通寺表門

円通寺表門

えんつうじおもてもん円通寺表門

国指定(重要文化財/昭和25年8月29日指定)

種類
建造物
時代
室町時代

西流する大羽川は小貝川に合流する手前、大沢と呼ばれる肥沃な低地帯を形成している。この大羽川左岸、大沢の地に所在するのが名刹円通寺である。円通寺は応永9年(1402)良栄上人開基の浄土宗名越派の総本山であり、学問寺としても栄えた。すなわち、上人は名越派の教義を講義・布教するために、大沢文庫(図書館) を設置したのである。このため多くの学僧が円通寺で学ぶことになるのである。
表門は、応永9年(1402)建立の唐様式四脚門形式、切妻造り茅葺き型銅板葺きの建造物である。中央の棟通し柱は径30㎝で、前後の柱はやや細く上下に棕をつけ、柱下には基盤を置いている。柱上は唐様三斗組で、大斗の下端に皿斗をつけ、肘木は笹繰付である。軒廻りは二重繁垂木で丸桁には手挾が組み込まれており破風板に繰形をつけ、懸魚は鰭付きの無形である。構造意匠は大胆、奇抜、独創的であり全体的には彫刻は流麗で特に海老虹梁はみごとで、室町時代の特色をよく表している。

参考:『益子町の文化財』

所在地
大字大沢1770
所有者
円通寺