文化財詳細

芦沼獅子舞

芦沼獅子舞

あしぬまししまい芦沼獅子舞

町指定(昭和49年年3月28日指定)

種類
無形民俗
時代
江戸時代

通称「芦沼のササラ」と呼ばれ、以前は旧暦の6月23日の奉経塔祭に笠揃い(神子の舞のみ上演)7月9日の観音堂万燈祭の夜に本庭(全部舞うこと)7月24日の地蔵尊縁日に笠抜き(神子の舞のみ上演)として獅子舞が行われた。舞は芦沼の各戸の長男により伝承されている。約800年前、御館山に陣を構えた八幡太郎義家が勇壮な舞により士気を高めたと伝えられる。また、獅子頭は享保年間(1716~1736)に作り変えられたといわれているが詳細は不明。また雌獅子の甲掛は絹を用いているが、これは八幡太郎義家に許されたものとされ、徳川幕府の絹織物着用禁制の折にも茂木藩主細川公の配慮で許された。文書の記録はなく、芸能の開始時期は不明であるが、江戸時代は行われていた。一時途絶えていたが昭和47年(1972)に復活する。現在は年末と正月に神子の舞が舞われ、8月の第1土曜日に本庭が行われている。

(参考:『益子町の文化財』)

所在地
大字芦沼
所有者
芦沼獅子舞保存会